瀬戸内タートルフルマラソン
2010年11月28日     
導かれしランナーたち    より by ウガッチ 

       瀬戸内海タートルフルマラソン 2時間54分04秒
       今年最後のレースだが、後の事を考えると出場を最後まで迷った。
       水、木あたりの足の痛さはフル走れる状況ではなかったが、福知山での
       西ももさんときしけんさんの快走に刺激されて出場を決断した。
       金、土と完全休養したこともあり、当日朝のアップではだいぶ痛みが軽減されて
       いてこれなら何とか持ちこたえれる感触はあった。
       今日の天候は、晴れ時々曇りで気温は15度前後の絶好のコンディション
       あとは風がどうかだ。大目標は2時間50分切りだが、自分の現状やコース
       のタフさから考えて、先月のしまだ大井川ないしは昨年のこの大会の記録
       2時間55分ぐらいで走れれば十分だと考えてスタート。
       5km 19分43秒
       スタートはお決まりの飛び出し白バイの後ろを単独走だが、予想以上に風が
       強いしかも向かい風だ。これは、行きはずっと向かい風なのか、まあ帰り向かい
       風よりましかと考えているうちに1km行かないうち後ろからランナーが近づいて
       かわしていく、誰だ白バイの後ろの爽快ポジションを奪うのは、少し早すぎるぜ
       もう少し白バイの後ろ走らせてくれと言う気持ちだったが、抜かれたのが、
       こめちゃんだったので許そう。こめちゃんは、スタート地点で今日は調子が
       いいので、ダメもとで今日はつっこんでいくと言っていたからきて当然である。
       その後、フル、ウルトラでおなじみの今年の優勝者K本氏にほどなく抜かれ、
       2km〜3kmの最初の上りで2人に抜かれて5位、下りで抜き返して4位で
       5kmを通過、昨年より9秒速いだけなのでほぼ予定通り、例年だと10位
       前後の通過タイムだが、今年はレベルが低いのかそれとも風が強いのからなのか。
       10km 38分57秒(5kmラップ19分14秒)
       2つ目のアップダウンの下りで、一人を抜き返し3位に。今年は、レベルが
       低いようだ。表彰台(各部門1位のみ)のチャンス、総合優勝はこめちゃんに
       任せて、年代別優勝(35〜49歳)すれば、はっぴーずワン、ツゥーで
       これ以上ない成果である。それには自分の頑張り次第強敵K本氏をとらえなければ
       ならない。10km通過する頃には、先頭こめちゃんの姿は全く見えなくなる
       2位K本氏との差は200mぐらい。
       15km 58分35秒(5kmラップ19分38秒)
       単独3位の状態がずっと続く。はっぴーずでのワン、ツゥー目指して、前を
       追いたいが、さすがに百戦錬磨のK本氏は強い。差を300〜400mに開かれる。
       20km 1時間18分35秒(5kmラップ20分00秒)
       この5kmもずっと一人旅3位キープ。しかし、K本氏には、じわじわ差を
       広げられて全く見えなくなる。はっぴーず、ワン、ツゥーの為に追わなけれ
       いけないのだが、20kmの通過は昨年より1分30秒速いので、これ以上
       行くと自滅する。
       25km 1時間39分49秒(5kmラップ21分14秒)
       ほぼ中間点付近の折り返しで前と後続との差を確認。トップこめちゃんとの差は
       1km以上開いていた。こめちゃんに「勝てるよ!」と声を掛ける。この時点では
       こめちゃんの優勝は確信していた。あとは、自分が頑張るしかないのだが、
       K本氏との差は600m以上に開いていた。後続は200m間隔で4位、
       5位そのあとは500mぐらい開いて6位集団(5人ぐらい)だった。
       前半2kmぐらいがかなりの向かい風だったので、前半向かい風で後半追い風
       だと思い込んでいたのだが、いざ折り返すと強烈な向かい風に、がっくり。
       実際は、行きが最初を除いて追い風(横風)基調で、後半が向かい風基調だった
       ようだ。後半追い風だと勝手に思い込んでいたので、精神的なダメージを大きく。
       上りではかなりペースダウン、25kmまでに2人に抜かれて5位に転落。
       この時点で、はっぴーずワン、ツゥーもジ・エンド。自分の不甲斐なさを痛感
       する。2時間50分切りもなくなった。
       30km 2時間01分48秒(5kmラップ21分59秒)
       抜かれた4位の選手との差が見る見る広がってあっと言う間に見えなくなって
       いった。上りや向かい風が強くなると、目標がみえなくなり心が折れそうになった。
       ラップタイムも最も悪く今日一番ダメな5kmだった。
       35km 2時間23分27秒(5kmラップ21分39秒)       
       2、3年前の自分ならこのままラップがどんどん落ちていって3時間オーバー
       するのだが、最近少しは精神的に成長したようで、冷静に考えると、30km
       通過は昨年より1分40秒ほど速く、自己ベストは無理だけどコースベストは
       十分行けると思い、目標をコースベストし、気持ちを切り替えた。その結果、
       少しではあるがラップタイムを上げることができた。
       40km 2時間45分01秒(5kmラップ21分34秒)
       35km過ぎに、びっくりする光景が飛び込んできた。トップを快走しているはず
       のこめちゃんの派手なユニホームが見えてきたからだ。こめちゃんはこの時点で、
       完全に戦意喪失していてJogしてしまっていたので、見る見る差が縮まって、
       追い越す。追い越し際に、こめちゃんに、「自分の分も頑張って」と声を掛けられ
       「できるだけ頑張る」と返す。こめちゃんがこうなってしまった以上、自分が
       頑張らなくてはならない。前半1位と3位で目立っていた。はっぴーずの
       ユニホームが、はっぴーずは最初だけかよと思われたくないし、はっぴーず
       の面子にかけて、そして何より自分の為にも。こめちゃんを抜いた時点では
       前3位は全く見えていなかったが、自分の力を出し切りできるだけ前を詰めて
       もちろん、これ以上抜かれることはしないという気持ちになった。残り5kmぐらい
       になると、10分遅れでスタートしているハーフの遅い選手がちらほらいて、
       フルの選手がわかりにくくなりるが、見通しのよい、最後の上り残り4km
       ぐらいで、500mぐらい前にかすかに3位らしき選手が見えてきた。無理かも
       しれないけど、詰めるとこまで詰めよう。
       ゴール 2時間54分04秒(2.195kmラップ9分03秒)
       残り2kmで3位との差が300mぐらい。しかし、全く意識していなかった
       後ろから、足音が大きくなって次第に近づいてくる。ハーフの選手のラスト
       スパートかと思いながら、前だけに集中しなければと思うが、残り1kmぐらい
       で、足音がすぐ近くまで5mぐらいまで迫ってきたので振り返るとフルの選手
       だった。前との差は100m、しかし、3位の選手はだいぶペースが落ちている
       みたいで、後ろを何度も振り返って、あきらかにこちらを気にしている。
       前には追いつけると確信し、問題は後ろを振り切れるかだ。残り400mで5位
       を引き連れて3位の選手に並び追い越す。ラストスパートかもめ返し、最終コーナー
       (ゴール50m手間)でハーフの選手をよけようとして、ダイビング。
       いってぇ〜。けどそれどころではない。無我夢中でゴールに突っ込み。
       倒れ込んだ。しばらく5分ぐらい痛くて動けず血まみれになっていたが、
       何とか3位を死守し、意地を見せた。コース記録も1分29秒更新した。
       途中折り返しから30kmぐらいまで、気持ちでめげた所はあったが(その分
       足の余力は残せたのかもしれない)、結果的には、予想以上の結果を残す
       事ができた。故障もそれほど悪化することなく今年最後のレースを終えれたのが
       何よりだ。今年、秋のフルの2レース2時間50分切りを目指したが力及ばず、
       しかしながら、よく言えば、2時間55分前後で確実3時間切れる安定感は
       出てきた。悪く言えば、2時間50分が壁になっている。この壁を打ち破るには、
       ひとまず休養して(2週間〜1ヶ月)、言い訳にしている足の痛みをとって、
       言い訳できない状態で来年のレースを迎えたい。